週末上海②~上海の味わい深い下町
週末上海②
≪2017年秋 中国(上海)の記事です≫
ここ20年くらいで急激な経済発展を遂げた中国。
↑ 泊まったホステルは部屋の空調と水回りが微妙で失敗
SNSでは上海と言えば最先端のオシャレタウン
みたいな書かれ方をしているそうですが
「高層ビル群の根元にスラム」
というのはどの国でもそう珍しくない光景
ここ上海でも、建ち並ぶ高層ビル群に隣り合うように、
スラムとは言わないまでも、
昔ながらの生活を営む人々の姿を垣間見ることができた。
↑ なかなかに味わい深い広告
↑ 呪いのお札みたいでちょっと怖い。
↑ すぐ向こうには高層マンションが見下ろします
↑ おやつのアイス。9月の上海はまだまだ暑いです
↑ 竹の足場が組まれた風景
いわゆる「昔ながらの生活」は
不便とかかわいそうとか言われがちだけれど、
果たして本当にそうなのか疑問に思うときがある。
戦後の高度成長期の日本の映像を見たことがある。
まだ貧しいながらも大家族の目は輝き、
これからよりよくなるであろう未来を見据え、
子供も大人も希望に満ち溢れた表情をしていた。
それから時は流れ、
あらゆるものが至れり尽くせりになった今の日本。
それらと引き換えに、失ったものはなんだろう。
↑ おっちゃん
美味しそうなにおいに惹かれ、蒸したての餃子をいただいた。
ずっとこの場所で営んでいるであろうおっちゃんのお店には、
出来たての餃子を求めて地元のお客さんがひっきりなしに訪れる。
お世辞にも綺麗とは言い難い昔ながらの店内。
人のいい笑顔で餃子のお皿を手渡してくれた、
一生懸命なおっちゃんの姿が今も心に残っている。